介護士、西洋占星術を習いにいく①

流行りに乗った？続けるほど好きか？

２０２０年代に入り西洋占星術ブームが再びきてる、らしい。

ブームってのが面白い。例えは変だが〈タピオカ〉ブームみたいだ。ある時期、急に何かが流行る、いつの間にか下火になって話題にならず、何年も経つと再ブームが来て。２０２０年に西洋占星術に関連した書籍や、記事を見かける機会が増えた。これは『風の時代到来』の関係だろう。

生年月日と生まれ時間、出生地から読むのは個人のこと。一方で、占星術は社会や時代の流れを読む。日本という国の運勢、世界情勢などを読む鑑定師さんも数多いる。壮大な話だが、２０２０年は星が大きく動き、世界や日本国家に大影響をもたらす、と言われた。他の占いでも２０２０年ターニングポイント説は強かった。その直前、いきなり西洋占星術が習いたい！と思い始めた私は、単に流行にのっただけか？？と思う。

初級を学び終え、まだまだ勉強を続けたいと望むなら、その時こそ人生を豊かにすることが１つ増えたと喜ぼう、何歳からでも始められるのが占術の良いところ。オンライン学習すら初めての学習形態、これも新時代らしくて好し、と思う。

さて。何を学ぶにしても初級から中級へ移行が難しい。ホロスコープに限らず、習い事の途中からが混乱深まる。初級の難しさを乗り越えた後で、違った難しさを感じ始めたら深まってきた兆。その時には、学び方／習い方を変えた方が良いと経験上おもう。

混乱して、あやうく脱落

ホロスコープ（星図）の基本たる一重円。これを鑑定できるレベルに西洋占星術を学びたいなら。初級から『覚えること』凄く沢山ある。

先ず、一般的に知られる１２星座〔牡羊座に始まり牡牛座、双子座と続き、…水瓶座、魚座まで〕の各星座〔サイン〕と、それが意味する事柄も知っておく。一般には「獅子座の人はリーダー気質で」と占い本に書かれるが、獅子座に関する他の意味合いは幾つもある。それぞれ１２星座分、様々な意味合いを把握しておく。

１２のハウスってもんがあり、１２星座の他にも『１２個のハウス』それぞれ意味合いがある。ここで私はつまずいた。

サイン（星座）もハウスも１２個ずつ？？？

どーゆう事ゃ？！

西洋占星術を習い始めた人が混乱し易いポイントの一つが、星座とハウスの関係。

星座は元から馴染みあり理解し易かった。

そこに、ハウスが加わると解らん。

ホロスコープが大きな円形の土俵で、星座（サイン）は１２個。

各３０度づつに区切られる。

その同じ土俵に、星座と重なるように１２分割されたハウスがある。

ハウスは広い狭いがあるので均等じゃない。

サインとハウス、意味するものが似てるようで同じじゃない、ここが難しい。

さらに、ハウスとサイン３６０度の上で、星（天体）が１０個＋その他

その天体と天体が、形する配置の角度（アスペクト）がめっちゃ重要。

西洋占星術は１０天体（それ以上）の位置と角度、動きを読む。

１０個の天体、イメージをつかむ

・個人を示す天体；月・水星・金星・太陽・火星

・社会を示す天体；木星・土星。

・世代を示す天体；天王星・海王星・冥王星、をトランスサタニアンと呼ぶ

これ以外にも天体や感受点、それらの記号と意味を覚えた上で『角度』を読む。

初心者を悩ます、天体と天体の角度；０度、９０度、１８０度などの種類があり、角度ごとに意味が異なる。形を成してる天体どうしのアスペクト、厳しい意味になったり、逆も。解釈いろいろ。…初級レベルでコレも登場する。

覚える事が多すぎて脱落しそう。

ここまで把握できて、さらに先がある。

初級と中級の境が、あってないような…

国家試験とか公的な資格試験はない。厳密なレベル規定がないと、やや『言ったもん勝ち』みたいな面もある。個々の占い師（先生して生徒をとっている人）によって教える内容に差があり、レベル設定も様々。初心者の頃には気付けなかった。

ずっと勉強を続けてて思う、初めに鑑定を依頼し、その縁でオンラインで初級を習った占い師さん、私にはあの方で本当に良かった。初めて習うことの、初級レベルが膨大だと気持ちが萎える。何回も「やっぱり無理」「あかんわ、止める」と脱落寸前。

でも、ソコを越えないと全体を読んで鑑定できない。敢えて初級コース内容を多くした上で、理解し易いよう配慮したテキストを作り、細やかに対応されていた。オンライン学習で始め恐々だったけど、終えた終えた今は良かったと素直に思う。

しかし、その後が問題になる。中級以上を習うには、、、

自分の性格を考えると、質問は沢山したい（研修などで質疑応答タイムに遠慮しないタイプ）。しかも、質問が湧いたら即答えが欲しい短気さ。これって月星座；牡羊座なのが大きく影響してる。短期集中で突っ走ることイノシシの如く。

初級コースを受けた時は、質問も出ないほど初心者「即、応えて欲しい」欲は薄い。

さらに難しい事を学び始めたら「すぐ答えを欲しがる」自覚があった。可能なら対面で習いたい。残念ながら、当時、中級コースを設けておられず初級で終了。通える範囲じゃないので巣立たなくては。次の先生どうしょう…。関西在住なので、関西圏内の人を探す。１から振り出し。

ホロスコープを独学で読めるか？

私には無理です。そんな器用なこと出来ません。ちゃんと習いたい。

実は、私は〈途中で先生を変える〉が苦手。気にせずバンバン変える人もいるが、思いっ切りよく先生チェンジが出来ない。いつか書こうと思うが、ホロスコープ上で特徴的な面があり『一度決めた人にずっと忠義をもつ』そう望む気持ちがある。

中級や上級にまでと望むなら知識豊富な人、しかも、私と相性良くて、通える距離で生徒をとっている人。…簡単そうで、けっこう難しい条件だと思う。可能な限り「この先生とは合わへん、次を探そぅ」は避けたいので、門を叩く前に考えること考えること。

考えすぎて数ヶ月、数年とか過ぎる。

しげり

介護士／西洋占星術占い師

関西で生まれ育つ。幾つかの職を経て介護士になる。主に認知症の方々のお世話して１０年以上になる。２０１９年秋、ある日、なぜか西洋占星術（ホロスコープ）へ興味をもち、学び始める。知れば知るほど興味が尽きず、介護の仕事；コミュニケーションにも活用できると感じる。学んだら活かす、お互いに笑顔が浮かぶように。太陽は魚座／月は牡羊座