介護士、西洋占星術を習いにいく②
どの程度のこと、知りたいのかな?
令和時代、昔とちがい、西洋占星術を「ちょっと知ってる」「ある程度はやった」人を探したら沢山いる。でも、中級や上級レベルを理解し易い言葉で教える先生を探すのって、東京以外の地方都市では簡単じゃない。初級コース終えた時、私には知りたい事柄が山ほどあり、質疑応答にキッチリ応えて下さる人を求めていた。
長く鑑定師をしてる方も『得意分野』があるそう。個々の占い師さんで「恋愛や相性を観るのが主」とか「時期選定などの依頼が多い」「適性を観たり、基本的な性格など観て就職/転職に活かして貰えたら良いわ」等々、いろんな人がいる。だから、私は何を知りたい?どこまで学びたいか?を、ある程度は考えておいた。
初級コースを終えた時点で、先ず、ホロスコープを総合的に読みたいと希望していた。
総合的に読める、ここがポイント。西洋占星術って記号やら意味合いが沢山ある、初級レベルで覚える事が沢山ある。それらを点と点で知るだけじゃ、読んだ事にならない。〈5ハウスで山羊座に金星があり、太陽は射手座、火星と120度アスペクト。あれ?木星は水星と90度かぁ。月が土星と重なって8ハウスにある」とか。
ホロスコープ360度の円を一重、それを見るだけで混乱。読むなんて遠く先の話。
果てしないわぁ…大変なことに興味もったわ…。
習い始めの頃などチンプンカンプン
もってる知識を組み合せ、そのホロスコープ全体を観て、まとめる。
最低でも、ここまで出来ないと「読む」と言えない。これが初心者には難しい。
ある1人のホロスコープ上に矛盾した天体(星)の配置が複数、さぁ!どう解釈?
しかも、他人様を鑑定するなら、依頼者が理解しやすい言葉で、自分の知識と経験の全てを駆使して説明。熟練の鑑定師さんは知識の他に、豊富な知識と経験からくる直観がある。説得力があり、矛盾した部分も依頼者の個性として解いて語れる。
感覚より、理論重視して学ぶ
占いの世界は『感覚的を重視』『ムードで伝える』『あいまいな言葉』で説明が、かなり多いと思える。依頼者側にも「小難しいことは要らない、優しく話してほしい」「専門的なことより結果のみ知りたい」「気分よくなれたら良いのょ」と望む人もいる。
逆に「それは何故ですか?」「ここの意味は何?」と詳細な説明、理論を知りたい人もいる。理論的な事を素人/初心者へ伝えるのは難しいけど、言葉を選んで、分かり易いように説明して下さる鑑定師さんもいる。自分の好みが理論寄りか?感覚重視か?どちらに傾いているかを知った上で、好みに合う相手を選ぶ。
占い鑑定は言葉感覚の一致も重要になる。
西洋占星術は統計学ともいわれる、それ以外にも心理学とも結び付いたり、医学と絡めた部分もある。広げて学ぼうと思えば膨大な量に広がる。学ぶうちに細かい理論にまで深めて興味をもつ人もいるし、自分の興味ある部分にのみ集中して学ぶ人もいる。
初級レベルの頃に先生探しは大変だった、自分で自分の望みを掴めてないから。住んでいる地域により通える条件が難しい場合もある。何よりも問題なのは、鑑定技術が素晴らしい人イコール教えるのが上手い、と限らないこと。プロスポーツでも大活躍した選手が全員、名監督として素晴らしいとは限らないのに似てる。
教える技術、ある人とない人がいる。
教えるのが上手な鑑定師さん?実際に教えて貰うまで判らない。
毎月一回、大阪へ通うことに
関西圏に住んでいると大阪市が中心、そう感じる。もし対面で習うなら、大阪へ行く覚悟はしていた。人が多い所は苦手、梅田や難波といった繁華街は避けたいなぁ…。
対面での先生探しも、ブログを読むことから再スタート。探す時には鑑定料金も確認した。料金が妥当と思える価格設定している方(※あまりに高額な方なら授業料もお高いはず、長期戦を望む私には辛い)で、生徒をとっている方。ここも重要。
生徒をとらない鑑定師さんに「教えて下さい」と突撃する勇気はない。生徒を受付けておられ、実際に教えた経験を持つ先生の方が安心できる。幾人か、西洋占星術に関して書いてる人のブログを読み、ある日、思い出した。
まだ初級も学んで時期、初めての先生探しで『この人のブログ内容は素敵やけど、内容が深すぎるし「今の私には歯が立たん」と感じた』大阪在住の方。再びサイトを開いてみた。あ!今も生徒をとっておられる。
やはり鑑定を受けるのが近道かも。
どんな方か御本人を知りたい。そう考え鑑定を予約した。
鑑定依頼した時から事前のメールやりとり。当日、対面での鑑定内容と、質問に答えて下さる様子。全て「この人に習えたらいいな」と思える方だったので、思い切って〈今は生徒を募集されてますか〉を問い合わせた。グループレッスンもあるけれど「でも、あなたは個人レッスンの方が良いと思う」と言われた。
えぇ??いきなり個人レッスンで教えて頂いて良いんでしょうか??と戸惑う。「既に他で初級部分を習っておられるし、こうしてお話した感じからグループじゃ物足りないと思います」と言われた。こうして、とんとん拍子に決まって翌月から月一回、大阪へ通うことにした。
そして、今に至る。
先生探し、御縁とタイミングだと痛感する。