4つのエレメント、火土風水
占星術の基本『エレメント』について
海とか山、空、石、嵐はないの?とは聞かないで下さいませ。
占星術で『エレメント』4区分といえば火・土(地)・風・水のこと。
お一人様お一つじゃない。4つの要素がアナタの中にもある。
エレメント4つが均等な人は珍しい。たいてい偏ってて、それが個性でもある。
西洋占星術で『ホロスコープ上にある天体の配置を観る』のに、10個の天体に注目。広く知られてるのは太陽星座。例えば、知り合って日が浅い女性どうしで「〇ちゃんって誕生日はいつ?」6月9日生まれやで。「じゃ、双子座やね、私は11月3日で蠍座やねん」といった会話、珍しくない。
女性に限定しないけど、占いの話題で盛り上がれるのは女性が多い。この2人の場合は、10個ある天体の1つ;太陽が、6月9日生まれの人は双子座にあり、11月前半だと蠍座に太陽がある。太陽のみが有名だけど、太陽以外にも9つ。
月・水星・金星・(太陽)・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星
この他、マイナーな星の位置なども読むけど、10天体は基本の基。
例をだすと。6月9日生まれの人が太陽(双子座)。加えて、月星座は魚座/水星星座も双子座/金星星座は獅子座/火星星座は乙女座なら。この人の4エレメントの配分は〈火1、地1、風2、水1〉となる。
11月3日生まれ太陽(さそり座)の、月星座は双子座/水星星座は天秤座/金星星座も天秤座/火星星座は牡羊座なら。配分は〈火1、地0、風3、水1〉となる。
あれ?残り5つの天体は?
天体には、個人、社会、時代
月から(太陽を含む)火星が個人天体といわれ、その人の個性(性格や思考、行動などの傾向)を読む時に最重視する。木星と土星は社会天体、天王星と海王星と冥王星になるとエネルギーが大規模で。世代や、地球規模の現象、時代を読む時に重視される。
社会や世代だって個人へ影響はある。特に、社会天体や世代天体と、個人天体とがアスペクト(意味のある角度)を形成する配置なら、個人天体は、エネルギーの大きな側(社会天体や世代天体)から影響を受ける。西洋占星術では、天体どうしの角度(アスペクト)に意味があって、それを読む。これは別の記事で書きます。
社会天体と世代天体も、個人天体へしっかり関わるので無視できない。でも、上記の「誕生日いつ?」の会話をした人達が、同じ年齢なら。木星と土星、天王星・海王星・冥王星も、ほぼ同じ星座になる。月や水星・金星は動きが早いので、誕生日が近くても星座がけっこう異なる。太陽も毎月動く。他4つより動きは遅いが火星も個人天体。
年齢が同じ人なら大抵の場合、個人天体5つは違うけど、一部は例外あるけど社会と世代の天体5つは同じ。個人天体のみの5エレメントと、社会・世代のエレメント5つも加えた計10天体のエレメント、この配分も大切で、必ず読みます。
4つのエレメントには、それぞれ特徴があり
火エレメント)牡羊座・獅子座・射手座
ホロスコープをみて個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)とアセンダントが、【火】とされる星座の、牡羊座・獅子座・射手座のどこかにあれば、行動力、決断力、直観力がある、好き嫌いハッキリしてる等のキーワードが浮かびます。
地エレメント)牡牛座・乙女座・山羊座
ホロスコープをみて個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)とアセンダントが、【地】とされる星座の、牡牛座・乙女座・山羊座のどこかにあれば、着実、堅実、安定志向、守備力、コツコツと努力できる等のキーワードが浮かびます。
風エレメント)双子座・天秤座・水瓶座
ホロスコープをみて個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)とアセンダントが、【風】とされる星座の、双子座・天秤座のどこかにあれば、情報通、流行に敏感、社交的に広く、バランス感覚、フットワーク軽やか等のキーワードが浮かびます。
水瓶座に関しては、それらに加えて奇才、流行でも前衛的と申しますか先端、独自性といったニュアンス(実際に、水瓶座が強いとマイペースな人が多い)が出てきます。
水エレメント)蟹座・蠍座・魚座
ホロスコープをみて個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)とアセンダントが、【水】とされる星座の、星座では、蟹座、蠍座、魚座にあれば、情緒的、共感力が強い、理屈よりも感情が勝る、人情を重んじる等のキーワードが浮かびます。
上記4エレメントをザックリ書いた。誰にでも4つの要素があり、日々、暮らしの中で、自分の内なる水要素が強くなる時、火が勝る時。風を使って物事に対処する時、又は目標に向かう、守りに入ると地要素が全面にでる等。自覚しないまま、生活の中で自分の4エレメントを使ってる。4つの内でメッチャ水が強い人もいれば、やたら地に長けた人もいたり。個人差はある。
10天体とは別にアセンダント(Acs)って書いてるのは、西洋占星術ではアセンダントも大切で。ただ、生まれ時間が分からないと出ない。アセンダントの話だけでも、書くと長々しくなるので、これも別の機会に書きたいと思います。