西洋占星術4エレメント【火】が勝ると
施設で生きるって、カオス??
ある一人暮らしの高齢者(男女ともに)の体力・意欲、判断力などが衰えた時。本人より「もう無理ちゃう?」と周囲が先に気付く。一人暮らし続ける?身近にいる家族がサポートを(どの程度)する?に始まり、決める内容が多岐にわたる。年齢は関係ない、衰えにも個人差があるから。
同居の家族がいても、認知症は進行すると自宅での生活が、とても難しくなる。ひとまず自宅暮らしを続けても、いずれ福祉の助けを使う日も来る。
福祉の制度は、その為に機能していて欲しいと、私は願ってる。
年齢を重ねると肉体は弱るし、体力の衰えにつられ生活を運営する意欲も落ちる。
即入院するほど悪くない、でも、体力が尽きてる。もう一人暮らしは出来ない。そんな日は誰にでもくる。きっと私にも。利用者さん達は未来の私の姿、きれい言葉ではなく本音。だから利用者さん一人ひとりを、仕事柄『しっかり見て』いる。つくづく思い知る『認知症になっても体力が落ちても、利用者さんは個性的な一人の女(男)性』。
当然ながら、4エレメント(火・地/土・風・水)は利用者さんにもある。
個性ある、エレメントに偏りある介護士たち。同じくエレメント色々な高齢の(しかも、認知症になり本能全開な)80代や90代、100歳代が集う職場…
西洋占星術では12星座を、4種で割ると
4エレメントを詳しく書くと、西洋占星術で馴染みの12の星座を4種に、分類したものを指す。4区分とも言う。3区分・2区分の分類もあるが、今回は4区分の話。
火エレメント)牡羊座・獅子座・射手座
地エレメント)牡牛座・乙女座・山羊座
風エレメント)双子座・天秤座・水瓶座
水エレメント)かに座・さそり座・魚座
各3星座ずつ。
特に占いに興味なくても、自分の星座(太陽の)を知る人は多い。
例えば「俺は射手座やで」と言う人の、月星座;かに座 / 水星星座;さそり座 / 金星星座;さそり座 / 火星星座;うお座なら。射手座の【火】エレメントに対して、他は水エレメントが相当に勝ってる。仕事先など外で会えばサッパリした言動、ゆっくり話すと情感あるロマンチスト、他人の心に寄り添える人だろうな。
例えば、別の「射手座やねん」と言う人。月星座;しし座 / 水星星座;山羊座 / 金星星座;射手座 / 火星星座;牡羊座なら。この人は『火』エレメントらしい言動を示すだろう。太陽星座はライツと呼ばれ月星座と共に重要視される。
太陽星座も月星座も揃って同エレメント、色んな意味で「矛盾が少ない人」と言える。
「太陽と月とも火」「ライツ両方とも地エレメント」等なら、エレメント面では『公の顔』『己の感情』にも矛盾は少ない。公的;会社や世間に見せてる自分と、素の自分に差があり過ぎると、けっこう自分でも辛くなってくるだろう。
とは言え、西洋占星術で月と太陽の星座だけ観るのは『さわり』ほんの一部のこと。
4区分(エレメント)の他に、12星座の2区分、3区分などのバランス、天体どうしの配置(アスペクト)等。ホロスコープ全体を観ずに細やかな鑑定はできない。
一緒に働く人達のホロスコープ、知りたい
生年月日と生まれた土地を知れば、大まかなライツ(月星座と太陽星座)は分かる。
月に関しては〈星座の境〉に位置する人の、生まれ時間が欲しい。月の移動は速くて、1つの星座に滞在する時間が短い。生まれ時間によっては「月星座は魚座?牡羊座?どっちになるかな」と判断に悩む場合もある。月星座が違うとライツが変わる。
ライツは重要。他に、西洋占星術において重要なアセンダントと、12のハウスをだす為には、生まれ時間と生まれた場所が必要になる。
依頼者のホロスコープ以外、詳細に読むことはない。
友人や知人に質問されたら、ライツのみその場で読ませて貰う事はある。
時に、同僚に誕生日を教えて貰ったら、太陽や月のエレメントは拝見する。とても控えめな雰囲気のスタッフが、一緒に働くと「うわぁ、めっちゃ頑固~」なこともある。で、ホロスコープを見せて貰うと「あ、なっとく」となる。
太陽星座だけで「双子座?人当たり良さそう」「乙女座?繊細かも」「魚座?おっとりしてるかな」等の表面イメージ。確かに、その気質も備わっている。
しかし、月星座はじめ他の天体が、蠍座(重厚感ただようわぁ、己を貫く)、水瓶座(いやぁ頑固にしてマイペース)、牡羊座や獅子座だと(ワタシが!!の自分軸、譲らないお方や…)等。内なる情熱/意志の固さ、裏でリーダー気質、秘めてたりする。
上手く仕切れる人、大歓迎です。
職場によっては〈場を仕切る人〉は煙たがられる。しかし、介護士として長く働いてると仕切る場面は多い。リーダー不在時など、急きょ誰かが仕切る事態が発生し、誰かの指示に応じる臨機応変さも要る。
常に全開にしなくて良いけど、仕切れる能力は持っていた方が良い。
イザ!という場面が起きやすい仕事だから。
毎日は、仕切る役(リーダー)の指示に合わせて動く、それを守らずシャシャリ出たがり、勝手に指示したがる職員は、周囲をうんざりさせ信用を得られない。
火エレメント;牡羊座・しし座にライツ(太陽・月)等の個人天体がある人などは、行動をためらわない傾向がある。イザって場合にも仕切りが出来る人は多い。
決断力やリーダーシップ、行動力を示す牡羊座や獅子座に、個人天体があるとリーダーを任されても対応できる傾向。火エレメントの中で、射手座はちょっと異なる。行動力はある、あるんだが、責任もて!などの圧を感じるや「ほな、さいなら~」と逃げ足を発揮するのだ。
確かに、逃げるのも行動力だし、逃げてしまえ~の決断も、めちゃ出来る。〈いやぁ、その才能を使おうょ〉と期待。なのに「うち、リーダーは絶対イヤやし」と言い切れてしまう。リーダーも出来そうで絶対イヤゃと言う人、この隠し射手座(←勝手に命名)率が高いと思う。
え?うちに射手座の社長いますょ、ならば。
その社長さん、他の部分で地や火エレメントが複数あり、社会天体などエネルギー強い星から個人天体へアスペクト(角度)が強い等、他の配置が社長向きなのかも。あと、射手座には〈人たらし〉が多い。誰かに応援して貰え「この人の為なら」と感じさせる愛嬌とか、魅力的な人が多い
さて。利用者さんにも〈火エレメント強そう~〉な人達がいる。職員にも、牡羊座や獅子座がいる。両者が1つの場に集ってる場合…勘弁して欲しい…。
介護士も利用者さんも、火が多いの勘弁して
ある利用者さん、お誕生日が春分を越えたあたり。常にマイペースで〈手強い~〉と職員泣かせ。月星座が頑固系なら「ワタクシを誰と思ってる?無礼者っ」って言うのが、どこの姫???状態。認知症が進むと理性は飛び、感情的にふたをしない。
感情の蓋(理性で欲を抑えてたの)が遠くへ飛び、欲求に従う。帰る家を処分しての入居なのに「帰ります」と言えば、帰るために即!行動。いきなり荷造りを開始。
カバンを、鞄なけりゃ大きな布(シーツ剥がして)に色んな物を巻き、両手に持って歩き始める。〈あのぉ、杖を持って歩かれた方がいいですょ〉と声をかけ、お忘れの杖を渡す職員達。興奮し始め「失礼な!ほっといて下さい」と振り切る。施設暮らしが長い90代じゃ足腰も衰え、数メートル歩けば疲れ、足がもつれる。
歩行ヨレヨレ~で〈とっても転倒リスクが高いのにぃ~っ〉〈これは勘弁して欲しいですぅぅぅ〉と内心で悲鳴あげる介護士。物ともせず「帰るん」GoGo、それいけ状態の利用者さん。しばらく「帰りますし」「止めんといて」が続く。
勢いよく(※御本人なりに)歩き回り出口を探す。でも「帰る」と言いつつ10分しない内に忘れる。寂しいけど認知症が進んだ人の言動、忘れるまでの数分から10分、時に30分ほど。その時間に対応するのが介護士の仕事。
ここで、スタッフ側にも火エレメント強めなら『止めなくては』に意識が傾きがち。
火 vs 火。言い合い勃発「帰る」「帰れません」「帰ります」「いいえ、今日は帰れません」「帰るって言うてるやんかぁ」「帰れませんってば」的な会話になり、認知症の方を相手に不毛なんですけど…止まらない…。
こうゆうのが複数いると、毎日が賑やかですねぇ…、はぁぁ…
火の女、90代。勝ちを譲らない
レクリエーション活動。利用者さん達とゲームをしたら【火】エレメントの強い方達は、絶対に勝ちたい。ちゃんと勝てるように工夫、時に、他の人の順番が遅れても、場を動かずに続行。強い主張をみせる。玉入れゲーム中にはジ~っと的を睨む。
両手には玉、固まってる??いゃ、目をあけてるから起きてるわ。
「早ょぉ投げてぇな」「こっちは待ってるんやで」と、他の利用者さん(同年代)達からの抗議がきても無視、納得いくまで構え。どうやら点を取る為に良い投げ方・投げる角度など考え込み、動かない御様子。
そこまでして勝つ気でいる???
勝負をあきらめない90代、恐るべし。
自分も含め火エレメントが強いと、90代になった時に…怖いなぁ…