混乱の元凶は、挿絵のイメージ
12の星座を、4や3、2で割る
西洋占星術を、20代の自分が学んでたら、今と違う受け止め方したと思う。
12星座が好きで、そこばかりに意識を向けたかもしれない。
ゼロから学びはじめ、真っ先に「なじめた」のが、4エレメントだった。
12星座、12個のハウス、10個の天体、アスペクト等々。そちらを後回しにして「え?いきなりエレメント??」と思う人もいるだろう。
12星座を区分けする考え方、
【4区分】エレメント
火)牡羊座・獅子座・射手座
地)牡牛座・乙女座・山羊座
風)双子座・天秤座・水瓶座
水)蟹座・蠍座・魚座
星占いで登場する、12星座を火・地・風・水に分けるの(4区分だったのね)って、西洋占星術の初心者たる私にも覚えやすい。しかし、4つ以外にも3や2で割るとか、「覚えられるか、これ…」と初歩から不安になった。
3区分(活動宮・不動宮・柔軟宮)と、2区分(男性宮・女性宮)も、ある。
【3区分】
活動宮)牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
不動宮)牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
柔軟宮)双子座・乙女座・射手座・魚座
【2区分】
男性宮)牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座
女性宮)牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座
とても混乱したのが3区分だと思う。なかなか頭に入らず「12星座を、3種に割ると各4つの星座ずつ」「いゃいゃ何故この組み合わせに??」と、つまずいた。
かに、やぎ、みずがめ、に惑わされる
学ぶにつれて、徐々に12星座を活動宮・不動宮・柔軟宮の3つを覚えられたが、自分自身のもつ各星座への勝手なイメージが邪魔をして、理解が進まなかった。
今にして思えば「さそり?男っぽい」「てんびん、女性じゃないの?」的な混乱は、私がもつ各星座への勝手なイメージ。それが西洋占星術が意味するものと、大きくズレていた。なぜ大きくイメージが違うのか??
中学生向け雑誌にはじまり、大人の女性雑誌にも占いコーナーがある。長年、それらを目にしてきた。男性向け雑誌に占いコーナーはあるのかな??、週刊誌にも、何かしら占いページが設けられてる。〈占い〉は珍しくはない。
昔は12星座の占いが、主流(※現在では他の占いも盛ん)で、12の各星座にはイメージ画を添えていた。各12の星座をイメージした絵で、蟹座といえば〈柔らかな雰囲気の女性〉とか、蠍座なら〈男性的なムードの濃い色彩〉的イラストが多かった。
私の場合、イラストで視覚から12星座を覚えたので、例えば「蟹座は女性的なサイン(星座)」と思いがち。確かに、女性星座に区分されるので間違ってない。
でも、3区分になると「え?蟹座って活動なん??なんか柔軟っぽいのに」と、イラストから得たイメージで異なると、頭へ入りにくい。この手の混乱が多くあった。
魚座(柔軟宮・女性星座)と、獅子座(不動宮・男性星座)は、私のイメージ通り。
蟹座と、山羊座(活動宮・女性星座)、水瓶座(不動宮・男性星座)は、大混乱した。
苦手なこと、先に覚えるようにしたてい
カニ、ヤギ、水瓶をさばいて、どうモノにするか??えらいこっちゃ~
西洋占星術の初心者さん、皆さん、どう克服してはるんやろ(-_-メ)
とりあえず、正しいイメージに上書き保存しなくては。元はと言えば、女性向け雑誌の挿絵からイメージがついた。私の頭の中では、イメージ像にすると定着しやすい。字だけでは覚えられない。
手帳にイラストを描き、〈カニ座の絵〉活動宮・女性星座といったメモ書きをした。
長年もち続けたイメージを変えるのは苦労したが、西洋占星術での正しい認識を身に付けないと『ホロスコープ全体を読む』まで至らない。メモは何度も見た。
時間が経ち、授業回数も増えると、ようやく3区分と4区分が馴染んだ。
全く知らない状態で習う方が、結局は理解が早いと痛感する。
先生に出会う前に、下手な知識を仕入れると、上書き保存の手間が生じる。
独学で身に付けられる人もいるが、残念ながら私にはムリだと思う。
時間をかけても、先生の元へ通って正しい知識を得たい、と改めて思う。