重ねていく月星座・水星星座・金星星座…
心の中で、勝手に「同志ょ」とさけぶ
星占いで、一般に知られる「アナタは何座?」の質問に、返す「双子座やねん」「ワタシは山羊座」等は、太陽星座のこと。最近では「月星座は乙女座で、太陽星座は蠍座で」と返す人もいるが少数。
「何の星座なん?」と聞かれ、自分の月星座と太陽星座と以外にも、「月が天秤座、太陽は蟹座、水星は双子座で」なんて教えてくれるのは、占いが好きな人。或は、ホロスコープに馴染んでる人だが、やはり少ない(いる所には居る)。もし、知り合ったばかりの人に、水星星座や金星星座まで教えてもらったら、
ん?同志!!
〈もしや、西洋占星術をされている方でしょうか?〉と、質問するかも。
自分の星座をスラスラ「月は射手座、太陽は牡羊座、水星は魚座で、金星は牡牛座」なんて、答えをくれる人には〈おぉぉ!同志~!!〉と心の中で叫ぶわ。
10個の天体それぞれの星座
月星座、水星星座、金星星座、太陽星座、火星星座
その人らしさ、気質の基本的な部分は、この5天体がある星座と、可能ならアセンダント(※生まれ時間がないと出せない)も見る。加えて、
木星、土星 / 天王星、海王星、冥王星、の5天体の星座と、全ての配置も。
12の星座に、10個の天体。つまり、空っぽの星座もある。
360度円を12の星座に分け、1つの星座に2~3個の天体が入ってる。逆に、天体の10個がバラバラな配置のもある。このバラバラ具合がホロスコープそのもの。
星(天体)の動きも速度バラバラ。
同じ生年月日でも生まれ時間、生まれた場所でホロスコープは異なる。
特に、星座から星座へ移動が速い月は、違いが出やすい。
私が占星術を好きになった理由
年齢域って考え方が、西洋占星術にはある。
これが、とても好きになった。
始まりは月星座、生まれてから幼児期。小学生になる頃の年齢域。
月に、水星星座の年齢域が加わり、小学生から活動スタート、しっかり学んで吸収。
金星星座の年齢域になると、思春期のド真ん中。お年頃の10代半ばから輝く。
太陽星座(断トツで有名なん)年齢域は、20代半ばから発揮。
火星星座の年齢域は、まさに人生の盛り、脂がのった30代半ばから開始。
木星星座の年齢域になると発展し、お悩みも深まる40代半ばからスタート。
土星星座の年齢域には、かなりコナれた人格に…なってたいが、月星座、水星星座、金星星座、太陽星座、火星星座、木星も。それぞれの年齢域を「どれだけ自分なりに」生きてたか?で、仕上がりが違ってくる模様。楽しくも恐ろしい。
この土星が司る年齢域は、他天体より長め50代半ばから70歳頃まで。
まだ続くで!! 天王星の年齢域、老境?冗談じゃないわ、何が起きるか分らん。
80代半ばになると海王星の年齢域。そして、ラストこそ冥界を司る天体;冥王星。
ちゃんと10個の天体を、誰でもホロスコープ上にもっている。
でも、生まれてすぐ10個全てが発動する訳ではない。1個ずつ。
1つずつ増えていく。各天体の年齢域に、経験を重ねていくイメージが近いかも。
まるで人生そのもの。
月星座の性質を全開にして幼年期を生きる。次に水星の性質も加わる。感情は月星座だけど、知性の獲得や勉強方法など『学び』には水星星座が。10代半ばからは月・水星に金星の星座が加わる。金星は『楽しみ』を味わい『感性』を磨く時に発揮される。
おしゃれしたり恋愛に目覚めたり。流行に敏感になり楽しむ、趣味を見つけて熱中するのも金星の星座によって。月も水星も発動しつつ、金星星座も使って人生を豊かにしていく。10個が備わってるが、発動するのはプラス1天体ずつは「じれったい」けど、その年齢なりの月日を、自分の内なる想いに耳を傾けながら創る。
なかなか理想通りに行かない。
各年齢域で、それぞれの課題や悩みも出てくる。時に、凹むし泣きたくなる。
「さぁ、一気に使え」「ご自由にどうぞ」と、生まれた瞬間から、同時に10個が発動したら、たぶん私は〔二兎を追う者〕より混迷して、〔同時10天体、1つも成しえず状態〕に陥る。アワワワ~して人生終了やな、ぜんぜん器用なタイプやないし。
1つ1つ、その年齢の自分を味わう。
西洋占星術の年齢域に「アンタの人生、ぼちぼち進め」と、後押しされてる気分。
なんだか嬉しい。