西洋占星術4エレメント【地】の堅実さ
昔は良かった、って言う?言わない?
2020年の前からいよいよ風の時代が来る」と言われていた。
新しい時代って言われ一部では盛り上がった話題だが、オリンピックみたいに数年間に1度じゃない。実にマイナーな話題ではあったが、西洋占星術に関心ある人達にとって、特に『大きな出来事」だった。
時代って一気に変化じゃなく、海の波みたい。ジワジワ~ヒタヒタ~って変わる感じ。分り易さはない。でも、2020年より前から世界中で、凄まじいスピードで、通信やITの分野が発展してた。携帯電話の普及が2000年くらいは、まだ兆もなかったと(都会と田舎じゃ事情は異なるが)記憶してる。
1人1台スマホ所有なんて、2000年だ、ミレニアムだ、のお祭りムードで騒いでた頃ですら想像もしなかった。「いやぁ、凄い時代が来たもんだ」としみじみする。
まさに『風の時代』だと思う。
誰もが携帯電話をもつ。自由に発言(もちろん責任も伴う!)を流し、世界のアチコチへ繋がれて、様々な国からの発信を受けて。良い部分/悪い部分も含め『情報』の量が凄まじく増えている、その付き合い方を考える時代がきた。
良い時代になったなぁ、面白い時代がきたやん、怖いけど興味尽きないって感じる。
風の前は、『地』だった
ちゃんと順番は決まってる。
風の時代がくる前は『水』でも『火』でもないの。
理由?聞かないで下され。
天才バカボンの「西から昇ったお日様が~東に沈む~」オープニング曲じゃあるまい、太陽が東から昇るように4エレメントも『火』⇒『地』⇒『風』⇒『水』の順。
風の前は『地』エレメントの山羊座の時代だった。
山羊座は、礼節を重んじる、上下関係、伝統、古き良きものを守り、効率重視など。
昭和の時代は、まさに山羊座の時代だったと思う。
2024年の今、風の時代に移って数年は経つけど「まだまだ『地の時代』だった頃の残り香が消えてない」「地の時代だった価値観や、その頃の世界観が名残惜しい」「変化していくのイヤゃわ、かなんわ、気色わるいわ」的な感覚をもつ人も、少なくない。
大きな変化、移行する時の痛みや混乱は、今もあるのだと思う。
地の時代と言えば、上昇志向(出世して、領地を広げて、地位を得て)、所有が美徳(より多くの財産を得て、たくさん持って)、上下関係は大切で。形ある物や目に見える物に、より意識が向いていた。
風が良くって、地が悪いって、そんな単純な話じゃない。
ただ、そうゆう時代だった。
それが変化して、より自由度が高く(誰でも発信できる、誰とでも繋がれる)、上下関係や地位身分の社会が薄れて、その人の個性を重視される。そんな時代に変化しつつある。その最中にあると、西洋占星術を学んでからはイメージするようになった。
地の時代には、その時代なりの必要性があり、その中で誰もが必死に生きてた。
風の時代になったら、また必要に応じた変化をして、自分なりに暮らしていく。
一個人の、小さな自分が、地の時代に産まれ育って。壮大な宇宙から地球規模への変化にもまれ、変化していく新しい時代に対して「何も出来へんし、なるようになれ!!」と開き直っております。壮大すぎるので、流されるまま~になっております。
どんな時代でも、着実性と堅実さは欲しい
4エレメント『火』『地』『風』『水』
火)牡羊座・獅子座・射手座
地)牡牛座・乙女座・山羊座
風)双子座・天秤座・水瓶座
水)蟹座・蠍座・魚座
地の3星座は、堅実さ、安定、コツコツ淡々とした努力の継続、粘り強さ、忍耐力などを示す。悪く傾くと、所有欲の強い(欲張りさん)、社会的地位を重視したり、権力への欲が止まらない、保守的で、変化が苦手といった面が強く出る。
どちらにしても、地の3星座に個人天体;月・水星・金星・太陽・火星、やアセンダント(Asc)があると、堅実さや着実さに優れている傾向。4エレメントの中で、最も職業人としては欲しい部分である。
「〇〇さんに任せてたら大丈夫」
「〇さんが居てくれて安心やわ」
こんな評価をされる人は、何らかの地エレメントが効いた人だと思う。
いくら時代が『風」へ移っても、仕事をしていくこと、学んでいくことは続く。
努力を続けられる粘り、着実にコトを進めていける力は、あって欲しい。
欲しいけど、残念ながら私のホロスコープを見ると、地エレメントが弱いです。
風の時代だからって、ぴーひゃら!ピーヒャラ!流され過ぎないよう
気を引きしめなくては(私の場合は切実に…)。