多忙すぎる母に、落ち着きない子
はじまりは月星座、その気質が出る
12星座には、それぞれに性質ある。
例えば、蟹座。情に厚い/家族思い/あたたかい人柄。一方で、情の厚さが暴走すると過干渉/おせっかい。家族思いな部分も悪くでれば〈身内と敵と〉を厳しく分け、親しい人以外へは排他的な態度になる。
どちらの面が出るか、自分でコントロールするのは難しいことだが『蟹座のもつ性質』そのものに、良し悪しはない。
魚座なら、星占いでは『穏やかで、優しい人』「八方美人で優柔不断、頼りない」的な書き方をされる。やはり持てる性質の表れ方による。
私は、太陽星座が魚座なので優しいか??八方美人か??中学生時代には不思議だった「私に魚座の要素ない」「当たっとらん、もしや?ニセ魚座か??」と。
たぶん2010年以降、占いコーナー(主に女性向け誌)等では、月星座が注目され始めた。無料のホロスコープ作成図で確認。すると、私の月は牡羊座。
牡羊座は『開拓者、自分の道をいく』『白黒つけたい』『さっぱりした気性』『裏表ない率直さ』といった強い人キーワード。この性質が、悪い方へでてると「好き嫌いが激しく和を乱す」「自分のことしか考えてない人」等と評される言動に。
魚座と牡羊座かぁ…えらいキャラ違いゃ…
西洋占星術には年令域という考え方があり、始まりは月星座。
生まれてから幼児期、小学校へ入学の年齢まで、月星座の性質が表にでる。
月星座は、感情を司る部分でもあり『素の自分』でもある。
年齢を重ねるごと、他の天体(水星星座、金星星座など)の気質も加わる。
幼い子供の時代、誰でも月星座を全面に出している。
7~8歳前後、小学生低学年の頃から、水星星座の気質も加わる。
勉強への取り組み、知識の習得方法(クセ)、知性面では、水星星座の性質が出る。
同時に、月星座のもつ気質も、しっかり存在感を示している。
忙し過ぎる母親にとっての天敵!?
子供時代の自分を振り返ると、牡羊座のもつ困ったちゃんな面が出てたと思う。
それで、やる事なす事の全てが両親達を苛立たせた。
特に母との関係は温かくなかった。ホメられたり励まされた記憶もない。
記憶にある限り、ダメ出しばかりされていた。
生まれ育った場所、その風習もあるが、母親との温かい交流がないのは、ちょっと…どうかと思う。田舎の商売をする家で、朝から晩まで年中無休。嫁として毎日が忙しくて、昼寝をする父とは逆に、座る時間もない母の背中は記憶している。
いつか別記事で書くが、私の水星星座は、スタートダッシュ遅い(※これも西洋占星術を学んで知った)。小学生になって成績はかなり悪かった。
授業中に先生が「質問ある人?」と言えば、多くの子が、ハイ!はい!と手を挙げ、呼びかけへ応えるのに。私は手を挙げない、質問の意味が理解できなかったから。
実際に、かなりボォ~っとして勉強できない。頭の悪い子と扱われていた。
そのくせ、遊ぶことや興味を惹かれる事へは、ピューーーンっと行動する。
落ち着きが全くない、躾を厳しくなくては!!
母親はじめ父親や祖母の苛立ちも凄まじく、大人3人が小学1年生の私を囲み、常に何か説教をした。当時の私は、言われる意味が判らず、「ギャイギャイ」「ガミガミ」と何かを言い立てる怖い人達と感じるだけで、理解が出来なかった。
大人の今なら親達の反応も、ホロスコープを見たら(幼かった)自分の反応も、納得はできる。一言で言えば『組合せ』が合わず、余裕すらない状態だった。
そりゃ、あの頃の、家業に忙殺された母が、牡羊座の(長所が出ず)悪い面ばかり目立つ子(私)へ「この忙しい時に!!もうっ」「いい加減にして」と苛立つのも当然。
私が小学生の頃、家業が上手く回っていた。
若嫁として、舅姑に仕え、家業と子育てと家事を担い、夫は頼りないわ浮気するわ…
それでも離婚という選択肢はなし。
まさに『地の時代』を生きている女性だった。
あらら、とほほ…な関係
母の月星座を確認すると山羊座にある。
山羊座の月をもつ人には『責任感』「しっかり者』『頼りになる』『社会性を重んじる』面と、それらが過ぎれば「生真面目』で『融通が利かない」「重苦しい」「冷淡になる」面とがある。嫁ぎ先が違えば、もっと母の良い面が発揮されただろう。
月星座が牡羊座(私)、月星座が山羊座(母)は、アスペクト(天体どうしの角度)が良くない配置。アスペクトが緊張関係にあり、温かい交流にはなり難い。
ついでに、私のアセンダント(※別記事で書きます)も、活発な星座。水星星座のアスペクトは悪くないが発動に時間がかかる配置。確かに面倒臭い子供だった。
ホロスコープなんて小学生の私も、西洋占星術の心得ない親達が知るはずもない。
落ち着きない、成績が悪い子供(私)。
娘達(母にとって小姑)が大切な姑との同居。頼りにならん父親(母にとって夫)で、ストレスだらけ。毎日、忙殺される母にとって、せめて子供(私)くらい「私に手間かけさせるな」「私は、他の事で忙しいんや」な状況だった。
あ、アカンわ…
どう考えても、母が、私をホメたり認めるには問題だらけ。
生真面目で世間体が気になるタイプ(山羊座の月って納得!)の母親にとって、やって欲しくない事ばかりする、落ち着きない小学生は、ホメる気にもならん…
小学生時代も、ついでに書くと中学生時代も、家の中は暗くて。良い記憶がない。
親子、家族の組合せの相性悪さや環境、時代もあった。
12星座のもつ性質じたいに良し悪しはない。
母親も、子育てに悩んだかもしれない。
私も、小学生時代から居心地悪さに悩んだ。
太陽星座(私の場合は魚座)の気質が表にでるのは、20代に入ってから。
つまり、子供時代には星占いで記載される気質は、当てはまらない人が多い。
小・中学生時代の私にも当てはまらなかった。