占星術

12の星座と、12のハウスと【1】

mariri

星座の境では、その1度、侮れない

ハウスを理解するのって初心者泣かせ。馴染めるまでが苦労した。

星座の12宮とは別に、ハウスが12室。似た意味をもちつつ同じじゃない

牡羊座0度が1ハウスの始まり、2ハウスが牡牛座の、3ハウスも双子座の、全てが0度や1度2度とか。初期度数のみでハウスが始まるホロスコープを持つ人なんて居ない!!とは言い切れないけど、相当に稀だ。

生まれ時間と出生地から割り出すハウス、星座と全て一致しないのが圧倒的に多い。ハウスは生まれ時間と出生地が不明なら出せない、観られない

重なったりズレてる度合いが、個々のホロスコープで異なる。

星座;各30度の宮はビシッと区切りがある。例えば、魚座29度牡羊座0度ならになる。牡羊座0度と牡羊座1度もお隣。この辺に天体、例えば火星があると。

魚座の火星と、牡羊座の火星。まるで異なった火星になる。

牡羊座0度の火星と、牡羊座1度の火星。う~ん、とっても微妙には違うけど、大きな差にならない。1度違い、でも隣の星座にあると大きく違う。

星座の境目に天体がある場合、慎重に慎重に読む。

完全には異ならず、だから、ややこしい??

星座にもがある。1番は牡羊座。牡羊座と1ハウスは似た要素がある。順でいけば乙女座は6番目、乙女座と6ハウスには相通じるものがある。

それぞれ12組。

ハウスと星座の関係は覚えながらイメージで掴んだこれは私の方法

抽象的だけど、各星座と各ハウスのもつ性質(12宮と12室、計24コ)を覚えた上で、1番目の星座&1ハウス、2番目の星座&2ハウス…、と12の組み合わせを自分なりにざっくりとイメージしてみる。

「きっちりした方法ないん?」「そんないい加減なん、イヤやわ」「もっと理論的に習得できへんの?」と望む人も、当然いると思う。なにしろ西洋占星術の歴史は長くて学問である。理論的に、系統立てて学びたい人は多いと思う。

星座でいえば、水瓶座や乙女座に個人天体がある人は理論的に学びたいかも。

西洋占星術を学んで自分のことを〈太陽、魚座やなぁ…〉と感じる。サックリ、あいまいが気にならない。ざっくり掴んで後から理論も調べるタイプだと思う。

以下は、私のもつイメージであり、1例と思って頂けるとありがたいです。

1番目どうし、2番目どうし、3番目どうし…

1ハウスと牡羊座

トップバッター牡羊座、絶対的な決まり事。牡羊座0度太陽が入ると春分

節目、宇宙の元旦なんて言う人もいる。イメージは始まり

牡羊座には『開拓者』『挑戦者』『白黒きっぱり』恐れないで試す、等

活動宮で火エレメントゆえ「動いてナンボ」「体を動かしてから」といった外向きなエネルギー。職場や人の集まり等で、牡羊座に太陽や火星がある人と一緒に働くと、その行動力や決断力に驚かされる。

牡羊座に個人天体があると好き嫌いキッパリ、要・不要の判断も早い。自分の意見も堂々と述べる。嫌われるより『自分に忠実』って感じの、潔い人が多い。

同じくトップたる1ハウス。同じ1番手でもニュアンスが【自分】になる。

1ハウスには『白黒きっぱり』な面もあるが、それは自分の好悪や嗜好への忠実さ。

おそらく、全ての始まりは『自分から』なんだと思う。

私も含め多くの日本人(日本生まれ日本育ち)は、子供時代から「先ず、自分を大切にしなさい」「アナタは何がしたいの?」「アナタが選び、その責任も引き受けなさい」的な、育てられ方はしない。周囲との調和を優先することが多い。

令和の今なら、もっと自分を優先されるのかな?

昭和時代など「ワタシは〇〇がいい」「それがしたい」とハッキリ表わせば、周囲から良い顔をされなかった。特に女性への押し付けは強く、住んでた地域性もあったが「お行儀(ぎょうぎ)悪いね」「女のくせに」なんて叱られた。

自分の意志を伝えたら周囲は冷ややか、悪口を言われたりさえする。

少し前まで上下が重んじられる『地の時代』だったし、子供時代には地方で暮らしてたし、自分を抑える場面を多々見てきた。

田舎(内輪的な、狭い視点)が強い地域で、実在の△△町という区切りじゃなく

そこに集まる人々の集団の意識や優先したいこと

幼い自分を育てた周囲の大人達の考え方などには、かなり影響を受ける。

環境、時代、地域性などの、自分以外のことが原因で自分を抑えたり、ワタシの考えを誰かに伝えるのをためらう。

牡羊座に個人天体があったり、1ハウスに天体が入ってる人には、比較的「自分を抑えなくちゃ!」が薄い。きちんと主張をできる傾向がある。

牡羊座は反骨精神、パイオニア精神というか「納得できない」事には従わない。

1ハウスは、正に『アイデンティティ』『ワタシは』の室。開拓のニュアンスよりは『自分を知って』『自分の本音に向き合う』を重視、例え周囲が色々と言っても。

もし「ワタシは」が弱いと周囲に流され易くなる。流されるって100%間違った事ではない。流れに沿う事で良い方へ運ばれる事も上手くいく事もある。

でも、悪い人や邪な考えをもつ人がいて、ワタシを利用したいなら軽く扱われる。無理難題を言われても断れず、自分ばかり辛くなっても、相手はワタシの損失や辛さを無視して平気。そんな状況になりかねない。

もし『ワタシは』が自覚できないと、断るべき場面で断れない危険もある。

牡羊座と1ハウス。私のイメージは『はっきり断れる勇気』でもある。

あぁ、とっても長くなりそうな…。

2ハウスと牡牛座、3ハウスと双子座、4ハウスと蟹座…

次の記事にします。続く。

ABOUT ME
しげり
しげり
介護士/西洋占星術占い師
関西で生まれ育つ。幾つかの職を経て介護士になる。主に認知症の方々のお世話して10年以上になる。2019年秋、ある日、なぜか西洋占星術(ホロスコープ)へ興味をもち、学び始める。知れば知るほど興味が尽きず、介護の仕事;コミュニケーションにも活用できると感じる。学んだら活かす、お互いに笑顔が浮かぶように。太陽は魚座/月は牡羊座
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