アセンダント、月、太陽【双子座】
牡羊座、牡牛座と書いたので、3番手の双子座についても書く。
一般的に「あなたは何座?」と問われ、「6月5日やし双子座」とか、「5月末に誕生日やし双子座になるで」と答える。この双子座は太陽星座のことを指す。
太陽星座と書くからには、他に月星座、水星星座、金星星座、火星星座といった個人天体の星座。加えて、細々(コマゴマ)してるが重要なポイントが何座か?
👆ざっくりで申し訳ない、細々したポイントはいつか別記事で書く予定
木星星座と土星星座みたいな社会天体の星座
天王星・海王星・冥王星といった世代星座
これら全てに「何座?」がある。
木星から冥王星までの天体は、1つの星座に長く滞在する。動きが遅い。
1つの星座に留まる期間が長いと、同年齢、同世代だと同じ配置となる。
特に、天王星・海王星・冥王星は、それ単体では個人の性質に影響を与えない。
動きの遅い天体が、個人天体とホロスコープ上で重なる(0度)、90度、180度などの〈ある角度〉をとってたら、個人天体への影響が大きい。
※その角度に関してはアスペクトの記事で書く
アナタ、ワタシ、誰もが1つ、産まれた瞬間のホロスコープ(星図)も持ち、その星図はネイタルと呼ばれ、一生変わる事がない。
ホロスコープは誕生日が同じでも、生まれ時間や産まれた位置(土地)の緯度経度で、様相が変わり、同じにならない。
太陽星座が双子座、これは星占いや『今日の運勢』などで、最も話題にされるので「双子座は〇〇な人」とイメージがしやすい。
じゃ、月星座が双子座の人って?
アセンダントが双子座の人って?
これは、西洋占星術を勉強し始めたら分るが、初級の頃は、
(>_<)どう違うねん???と混乱。
太陽双子座、月双子座、アセンダント双子座(水星双子座とか火星双子座も…)
当然、同じじゃないし、西洋占星術に馴染むまで大変だった。
『自分らしさ』に強く影響を与えてる個人天体、
特にライツと呼ばれる太陽星座と月星座、
それと、外見の雰囲気や行動パターンに影響を与えるアセンダント
特に、この3点は違いを知りたい。
という訳で、以下に書いてみたい。
双子座という星座は、
2区分)男性星座(外へのエネルギー)
3区分)柔軟宮
4区分)風エレメント
主星)水星
太陽双子座、同時進行の女王(王様)
とにかく、器用な人が多い印象。
そして、本人さんは無自覚に「え?そう??」とか言うのだ。
今まで出会った人達、双子座の人に対してのイメージはこれ。
「ワタシ、これ1つしか出来ません」なんて言わない。
太陽以外、他の天体との絡みもあり、当然ながら全員に当てはまらない。
けど、太陽が双子座で、ホロスコープ上に、それより強い影響が他天体になければ、太陽星座のもつバワーが発揮されやすく、双子座の器用さは際立つ。
目立つ性質は使いやすいし、ご本人にもサラリっと行動して、周囲にも分りやすい。太陽双子座のパワーが発揮されてたら、悶々モヤモヤがなくて動きやすいと思う。
職場や趣味の場で、同時進行で2つ3つの事柄を担当しても平気。
そういった器用さは現代的で良いなぁ、と思う。
気負わなくてもサクサクと進行させる。
2つ3つを同じ時に抱かえて混乱しない。
切り替えが上手な人が多い。
逆に、行動を制限されたり、1つの事を「ず~っと時間をかけ」「それだけに集中し続けておけ」的な状況には疲れやすい。
もし、大きなメインのプロジェクトに取り組むなら、飽きがきても、逃げ道となる〈サブの何か〉を挟みつつ、行ったり来たりして、気分転換をしつつ長期戦に臨む。
動きがないと疲弊しやすい。
「飽きっぽい」とも言えるが、フットワークの軽さこそ双子座の持ち味。
主星が水星(知性を司る)なので頭脳戦にも強く、退屈に弱い。
視野が広いので、周辺への目配りや細かい事へも意識がいく。
趣味が複数あったり、情報にも通だったり、最新の流行を知っていたり、話題が豊富な人が多い。話していると「楽しい人」が多い、双子座の人達。
水星という知性を司る天体が主星ゆえ、会話や文章に長けた人も多い。
昭和や平成、昔の日本みたいに「一点集中こそ美徳」な価値観は似合わない。
地の星座から、風の時代へ移った現在こそ、益々、活躍が広がる。
月双子座、情報屋さん??
太陽星座と比べると、より感情を司る月。
月星座は本人が自覚をしなくても、そこかしこに漂う。
太陽星座が双子座の器用さに通じるものはあるが、
素の自分、プライベートの時、感情に出やすい月星座。
流行に敏感なのは月星座のほうかも。
太陽星座が「流行りモノにも敏感、耳には入ってくる」としたら、月星座は、耳に入れた流行りモノを「自分の生活を彩るために有効活用」出来るか?
気になる。
好奇心、試してみたい。
試した時点で満足、不要なら早々に却下。
ウワサ話などに敏感なのが、月双子座。
噂との付き合い方もアッサリしてる。
執着やネチネチとは無縁で、
もし、噂を知っても「広めてやろう」はないのょ。シンプルに、自分の周辺で起きている事柄を『情報として知っておく』感覚。
全方位にアンテナを広げる、それを自然に出来てる。
仕事の案件に関して、街の情報、世の流行から、職場(や学校といった身近)にある噂話まで。色んな種類の話が耳に入ったら「そんな面倒臭い、疲れへん?」と言いたくなる他の星座に比べて、
情報処理能力が高い、
The 風エレメント。
これは採用、これは不要。
得た情報の取捨選択にも長けている。
お得な情報にも敏感で、チャッカリした面もある。
フットワークの軽さも活かし、楽しい事を見つけるのも得意。
もし、チャッカリした面が高じて〈利己的な狡さ〉へ傾かなければ、双子座の太陽とおなじく月双子座さんも、話題豊富な、お話していて楽しく周囲に人が集まり易い。
アセンダント双子座、爽やかな少年美
エレメントが風の星座は、総じて『爽やか』な印象を他人へ与える。
自分が意識しなくても、アセンダントは他人が見て感じる印象ゆえ「え?そんな事ないで」と本人は自覚が薄いが、第一印象が良いのは羨ましいな、風星座。
天秤座や水瓶座もエレメント風の仲間だけど、双子座のもつ印象は『軽やか』
軽い(かるい)と違いますで!!
軽やか(かろやか)です!!
👆👆全然ニュアンスが違うので、ご注意を。
特に、2020年頃から地球全体が風の時代に移り、世の風潮が、なんとな~く『軽ろやかさ』を求めるようになってる。地の時代と異なる価値観に移ってる。
第一印象が爽やかさは有利とも言える。
もちろん、爽やかさより、重厚感や熟練感が好まれる場面や場はある。
職種によっては、軽やかさが「若くみえては侮られやすい」「立場上、熟練に見えにくいと不利」な場所もある。しかし、一般企業やら学校生活で過ごす場合、『重たい印象』より、軽やかさが好印象につながり易い。
戦国時代や幕末ちゃうし、太平の世ゆえ。
西洋占星術なんぞ学ぶと、華奢で、線が細い人をみて「この人はアセンダント双子座かな?それとも、乙女座かな?」と自動的にイメージが。乙女座も華奢なイメージはある。
アセンダント双子座の印象は、乙女座に比べると少年のような。
なめらかな動きで俊敏。
圧がない感じ。
全体的に細身の人が多い。
女性なら『ボーイッシュ』な服装が似合う。
ショートカットの髪形なども似合いそう。
姿形といった外見の特徴はアセンダントに表れやすいが、アセンダント双子座のもつ『爽やかな外見』で、月星座など他の天体が、異なったエレメントにあれば、外見と性格とのギャップが大きくなりやすい。
例えば、火(特に牡羊座や獅子座)、水(特に蠍座)等なら、
内には『こってりとした強い火』や『しっとり情に燃える水』といった圧が。
話したり、しばらく一緒に過ごすと「あれ?」っと思う。
双子座に限らず、外見のみを知る第一印象の時と、その人の内面を知って感じる印象とが、一致しないことも多々ある。それも西洋占星術の面白さと思う。
とは言え、アセンダント星座は『行動パターン』にも出るので、
アセンダント双子座は、男女ともに知的で、すばしっこい動きと言える。
羨ましいな~、というのが私の正直な感想。