アセンダント、月、太陽【牡牛座】
西洋占星術には、12の星座の他に、
ハウス(12個)って考え方がある。
1ハウスの始まり(の線)が重要でアセンダントと呼ぶ。
出生時間がないとハウス/アセンダントは分らない。
アセンダントは、外見の雰囲気や印象(他人から見た)、行動に出やすい。初心者の頃は、戸惑ったが、ハウスとアセンダントに馴染めると面白くなる。
一般的に知られる〈ワタシの星座〉は、太陽星座。
太陽星座の性質が、仕事の場、公的な場へ向き合うワタシ、社会へ出た時のワタシに表れやすい。太陽の影響は大きく、性格にも影響はある。
月星座は、産まれた瞬間に「月が何座に配置されてた?」
感情面に強く影響を与えるのが月星座。
3つ)アセンダント・太陽星座・月星座は、自分を理解するのに役立つ。
私は、ワタシ3点セット(←勝手に命名)と呼んでる。
とは言うても、西洋占星術を学び始めたて、真っ先に混乱した1つが「同じ星座で、この3つ、どんな差が??」
「同星座で、例えば、アセンダント牡牛座、太陽が牡牛座、月星座が牡牛座、この違いがどう表れるん?」と、初級の悩みあるある。
ホロスコープを読む際、まだ書いてない星座どうしの角度(アスペクト)は無視できないし、天体が入ってる星座の火地風水(4エレメント)の配分などで、影響の表れ方にも強弱はある。けど、
こんな傾向があるょ、を以下に書いてみる。
牡牛座という星座は、
2区分)女性星座(内へのエネルギー)、
3区分)不動宮、
4区分)地エレメント
主星)金星
太陽牡牛座 着実に進める安定力
お牛、なんて言葉のイメージに惑わされてはいかん。
牡牛座の人は「おっとり」してる、「やさしい」「穏やかな人が多い」なんて、占い本に書かることが多いけど、西洋占星術の沼に住む住人(私ね)としては、
いやいや冥王星が〇ハウスか?
火星が〇ハウスにあるか?
主要なアスペクト(天体どうしの角度)がどう形成されてるか?
それらもチェックせな!!!!
と言いたい。
とは言え、確かに3点セットのどれかが牡牛座にある人は、一見「穏やか」「おっとり」と見える人が多い。たぶん無駄な競争心、他人と自分を比較する気持ちが、薄いからだと思う。
牡牛座はマイペース、すっごく自分に忠実。
パっとみた印象は柔かでも、内面には頑固さ
不動宮で、地の星座ですしね、
12星座ナンバー1の、マイペース。
趣味、仕事、(学生時代に選んだ)専攻、何であっても、何歳(仮に10代)であっても、目的を得た牡牛座はメッチャ強いと思う。
その強さは、
着実にコマを進められる強さ。
他の誰が何と言おうと、自分の感覚や信じた事へ忠実に、鍛錬する。
動じなさ、安定感が抜群に良い。
人は人、ワタシはワタシ
よそはよそ、うちはうち
周囲に惑わない、我が道をしっかり進む。
技術を習得、時間をかけたプロジェクト等の、長期戦に耐えられる。
そりゃ、仕事で成果をあげられる。
ただし、即!結果をだせ!!的な職場では不利かも。
五感にも優れてる人が多いので、
声を使った仕事、食に関わる仕事、感触に影響する仕事などに就くことも多い。
で、始まりが「ちょっと興味あって~」の軽い感覚でも、本気で取り組み始めるや、必要な技能を習得するために時間をかけ、投げ出さない。やり切る。
そういった強さ。
動きに派手さなく淡々と、コツコツと。
決めたら確実にモノにする。
息の長い仕事人生になる土台から造る。
守りに入ると変化を嫌う傾向が強い。
自分の築いた『場』への愛着も強く、それが行き過ぎた暴走をしなければ、心地好く働きやすい仕事環境を維持していく。
結果として周囲から信頼を得て、マイペースで長く活躍する。
月牡牛座、Theリッチ体質
月という天体にとって、牡牛座は居心地が良い星座。
相性が良い天体(月)と星座がある。
居心地よい場にいればパワーを発揮するのは人間も天体も同じ。
牡牛座にある月は、情緒安定と言える。
『笑う門には福来る』って言葉の通り、いつも安定して穏やかに笑っていたら、人が寄ってきやすい。お得な話や楽しいお誘い、良い事も他人から届く事があるので、必然的に『嬉しいこと』が、起きやすい。
けど、今まで色んな人に出会って、
〈安定して笑えるには、自分を律する;感情の波をコントロール出来る強さ、感情が激しくない性質が前提では?〉と思えてしまう。
怒ったり、泣いたり、笑ったり、悲しんだり、喜んだり…
色んな感情があるけど、いきなり泣き出したり、いきなり怒り出したり(いきなり笑いだすのも、時にコワイ)、相手が理解できない理由で不機嫌さを急に出したり、
…そんな危険な人物(敢えて書く!)と過ごすより、いつも安定した情緒の人のほうが、誰とでも良好な関係が築けるだろう。
牡牛座は、エレメントが『地』で、内へエネルギーが向かう女性星座ゆえ、人が注目する派手派手しさはないけど、不動宮のもつ秘めた強さで安定感抜群。
ゆったり、おっとり、満ち足りた感じ。
月星座が👆👆こんな感じだと、周囲から「安心して付き合える」と信頼を得やすい。
結果として、人間関係が豊かになったり、安定した情緒で仕事の成果も得やすい。
色んな意味で、豊かになる。
1つお隣の星座(牡羊座)に月をもつ私としては、感情の起伏は激しいので、欲を言えば「牡牛座の月のほうが良かったなぁ…」と思うことが多々ある。
アセンダント牡牛座、ぽってり艶やか
外見の特徴や、行動パターンに表れやすいのがアセンダント星座。
牡牛座の場合、体が太ってると言う訳ではないが、何というか艶やか。
男女とも、職人がとても丁寧に焼いた出汁巻き玉子の如き光と艶が…
なんちゅー例えゃ?!
細身な体格をしてても、こんなイメージが。
他人から見た第一印象が、
どう見ても「ロッククライミングに毎週行ってます」なんて風情はないし、
習慣的にスポーツをしてる人であっても「そう見えない」雰囲気。
第一印象なので、実際に話してみたら「仕事帰りに筋トレに行ってますょ」「マラソン大会に参加します」って人も、いらっしゃる。
油断したら太りやすい体質の人が多い(特にアセンダント)とも言われる。
やや色白で、キメ細かい肌の、豊かな印象。
着物などお召になったら色っぽい感じ。
牡牛座がアセンダントの持つ『豊かそう』は、おっとり、はんなり(京都弁やね)と
行動も、慌てず、騒がず、じっくり派。
ガサツさがない品の良さ。
もし、牡牛座にアセンダント、太陽、月がある人が趣味やスポーツを選ぶなら、時間をかけて楽しむ、登山、長距離や長時間を味わえる競技を選ぶかな。
以前、太極拳にはまって毎週、朝から他県へ通った知人は牡牛座だった。
余談だけど、今までお世話した利用者さん達の中で、美容師さんが何人かいた。
太陽星座が牡牛座(※アセンダントは出生時間まで分らないので不明)に、美容師や理容師という職業も似合ってる。やはり技能習得に時間をかける仕事、資格を取ってからも、職人的な鍛錬が要る技術職。五感に触れてる仕事だからか、と思う。
で、こういった方々に共通したのが、洗濯物や衣類の肌触り、介護士が提供する味噌汁やコーヒーの温度などに、けっこう厳しかった
温度が気に入らないと、よく怒られました…
手触り、音、温度などにも敏感なのが五感に優れる牡牛座
職人気質な利用者さん、「プロでしょ、こんな薄いコーヒーをだして。煎れ直して」と厳しかったのは、食堂を経営していた方だった。
この台詞を受けたのが、介護士として働き始めて4日目のことで。
当時、まだ認知症という病気への理解が浅かった私は、あ然…
10年以上も昔のこと
( ̄ー ̄)今となっては懐かしい思い出。
あのお叱りがあったから今も、飲物、お湯の温度など気にはしてる。