アセンダント、ハウスの話
ホロスコープ鑑定の醍醐味
ホロスコープは360度の円に、各12(均等30度ずつ)の星座
星座12個とは異なる、12個のハウス(均等30度じゃない)正円360度
ハウスと星座は重ねて記すので、1つの円に2種の12分割。
しかも!!ハウスが均等30度じゃないから、星座12個と重なる/ズレる。
その重なり/ズレの具合も注意してホロスコープを読む。
星座の始まりは牡羊座からと決まってる。
1ハウズの始まりは牡羊座からと決まってない、出生時間と出生地で割り出す。
この星座とハウスの関係性が、ホンマ!初心者泣かせ…。星座の12個が均等に分かれてるのは、元から星占いが好きゆえ馴染めた。これだけなら読むのは楽だろう、そこにハウスがある事で、ホロスコープは複雑で奥深くなる。
で、初心者の学習意欲をへし折る。
星座とハウス、似た部分があるから
ハウスの勉強に入ってくると「いよいよ~」西洋占星術が、一段、深まる気分だ。
それで混乱して、下手したら挫折しそうになる。
12個の星座(牡羊座に始まり、魚座で終わる)と、
1番目~12番目のハウスとが『同じ円』上に記され。牡羊座と1番目のハウスと、牡牛座と2番目のハウスと…、獅子座と5番目のと…蠍座と8番目のと…水瓶座には11番目のと、ラスト魚座は12番目のハウスと通じるモンがある。
12組。
組み合う星座とハウスは【似通った意味】がある。
全く同じではない、けど、性質や意味合いが似てる…
西洋占星術の勉強を始めた人が、つまずく難所の1つがハウスと言われるの納得。
本当にややっこしい。
この難問を越えても、アスペクトや感受点、トランジット等々の難しいポイントが、勉強してると次から次へと出てくるのだ。関所だらけ。
ハウスでコケていては先へ進めない。
こうして西洋占星術のハウスについて、改めた書くと「やっぱり難しい」と思う。ハウスの性質や意味を覚えるだけなら、各12の星座と同じ様に覚えられる。でも、
双子座が1番目のハウス(1ハウス)、蠍座が1ハウス、魚座が1ハウスとか
3番目のハウスは双子座にあたり性質も似てる。しかし、牡牛座が3ハウス、蠍座が3ハウスに、水瓶座が3ハウスにあることも。
人により異なる。
例えば1ハウス射手座の人。12番目ハウスは蠍座にあたるが、12ハウスの始まりが天秤座、射手座なんて人も稀だがいる。12ハウスの広さによって異なる。
1ハウス射手座なら、2番目ハウスが山羊座になる人は多い。けど、ハウスの始まり度数しだいで2ハウスも山羊座とか、2ハウス水瓶座の人もいたり。各30度に12個ある星座とちがい、ハウスの境目と大きさは個々に異なる。
射手座が1ハウスな人だと「活発そうな」「何かスポーツしてそう」「いつも明るい」等、躍動的なイメージを他人に与える人が多い。実際はスポーツなんて嫌い、してませんょと言う人でも、射手座1ハウスはアウトドア派にも見える。
他者から『見える』印象、本人さんには自覚が薄いこともある。
1ハウスが射手座だけでなく、牡羊座や獅子座でも似たような印象が。エレメント『火』の第一印象は行動的。もちろん「実際の性格はちゃうで」という事もある。
ハウスの出発点『線』も重要
12ハウスと1ハウスの境目、1ハウスが始まる線をアセンダントと呼ぶ。
ホロスコープは12個の星座と、12個のハウスの360度円の上に、10個の天体や他の諸々が、どう散らばっているか?の配置を読む。
月、水星(太陽との距離が同じ星座か、両隣の星座まで)、
金星(太陽との距離が同じか、2つ隣の星座まで)、
太陽、火星。木星、土星。天王星・海王星・冥王星。
アセンダントは、主要な天体10個の配置と同様に、重要視する。
とても困ったことに、アセンダントは【生まれた時間】と【生まれた場所】が分からないと出せない。ハウスの1番目だし当然そうなる。
ホロスコープは、唯一、その人だけのもの。同じホロスコープは無いと言われてる。それはハウス・アセンダントがあってこそと言える。
ハウスの出発点、〇〇座の□度。
再び射手座を例に、1ハウスの出発線;アセンダントが射手座3度か、射手座16度か、27度か等々、で、2ハウス/3ハウス/4ハウス/5ハウス/6ハウスの始まり位置、ひいてはホロスコープ全体に影響する。※良し悪しはない
ホロスコープ全体は正円(セイエン)で、大きな丸い誕生日ケーキを切るように、対角線上のハウスどうしは、同じ度数/幅になる。←なんか急に食い意地はった説明…
線にも呼び名があって、カスプ達
1ハウス ― 7ハウス
2ハウス ― 8ハウス
3ハウス ー 9ハウス
4ハウス ― 10ハウス
5ハウス ー 11ハウス
6ハウス ー 12ハウス
反対側にあるので2ハウスが狭いと、8番目も幅狭いハウスとなる。
逆も然り。
3ハウスと4ハウスが広い人のホロスコープ、9ハウスと10ハウスも広い。
3(9)と4(10)が広く、代りに1(7)、2(8)、5(11)、6(12)の、どこかのハウスは狭い。対角ハウスと同じ幅で6組の、広さ狭さ。
各ハウスの始まり線をカスプ、ハウスカスプと呼ぶ。
あれ?アセンダントは??
1ハウス出発点のアセンダントも、もちろんカスプ。
けど、特別扱いしてますのょ、強いから。
ハウスを習った時に混乱した「強い?ハウスが?」と謎だらけ
12星座に強い弱いはない。
別の機会に書きたいと思う、ハウスには強い弱いがあるらしい。