水星星座のはなし、続き
つい長々と水星の話を書いて…
ホロスコープ上で、水星が位置してる星座により、『コミュニケーション』『知性』『学び』『読み書き』『言葉』等の傾向を読む。
学習する際のクセや勉強手段、広く【知る】に関して、水星の状態が影響する。
「水星が〇〇座だし、頭が良い」とか、単純な解釈はしない。
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これが、ホロスコープを読むのって難しい理由の1つ。別記事で書く予定してる、天体と天体の角度(アスペクト)が重要になってくる。
前編では『知性を獲得する際のクセは水星の位置で読む』と書いた。それは水星の星座が〈他の天体と、どんなアスペクトになってるか?〉配置も読む必要がある。
例えば、水星が双子座にある人。この人の「木星」が天秤座にあったら。おそらく会話が上手でコミュニケーションには苦労しない人だろう、と読める。
別の人が、水星は同じく双子座にある。この人の「土星」が魚座にあったら。軽やかなお喋りの雰囲気はなく、ゆっくりとした対話になるだろう、と読める。
天体と天体の位置する角度。何の星座に天体があるか?
ポロスコープ全体を読むのは楽しくも難しく、解釈に迷う事もあるが興味深いと思う。他の天体との〈大きな意味を持たない〉角度もあったりする。先ずは、天体が何の星座に位置してるか?を知ることから。
水星がココにあれば、天秤座からスタート
前の記事では、水星星座が牡羊座/牡牛座/双子座/蟹座/獅子座/乙女座ならば、
やや勝手な解釈だが、水星を発動し始めた小学生・中学生の頃だったら、どんな感じになるかな?を書いてみた。後半の6星座については、以下に。
水星が天秤座にあると)
バランス感覚に秀でてる。偏りなく各教科を学びたい傾向。物事を客観的にみる力を持っている。全体を見てるので、自分の意見を抑えてしまう事もある。色々な人と広く、軽やかに仲良くしたい、一人とだけと狭く深くの関りは苦手。
水星が蠍座にあると)
じっくり取り組みたい。深く考え込んだり、粘り強く1つの事を知りたい。一旦決めたら簡単に変えない。変化する事には慎重な傾向で、時には他人へも同意を望むことも。反面、とても大胆にチェンジ!する時はする、周囲よりも自分の考えに忠実。
水星が射手座にあると)
フットワーク軽やか。とにかく好奇心旺盛。見たり聞いたり体験したり、実際に動いて得る。体験学習などに向き、そこから得た知識を活かす。興味の範囲は各方面へ広がって、やや目的なしになる。結果を求める過程を大切にすることで成長する。
水星がココにあれば、山羊座、水瓶座、魚座
水星が山羊座にあると)
具体的で現実的なことを重視。抽象的なことは苦手な傾向。効率よく勉強を進め、実務的な能力に長ける。夏休みの宿題なども計画的に終える。着実さがある。実生活で使える知識への好奇心と、目の前で起きている事を認識する力がある。
水星が水瓶座にあると)
思考と感情を混ぜない傾向。子供であっても「仲良しじゃないけど、〇ちゃんは算数がスゴイやん」と考え、嫌い=全部キライ、ダメと判断しない傾向。全体をみて把握する客観性がある。かなり奇抜な発想をする事も。伝統より新しいものへの興味。
水星が魚座にあると)
抽象的なことを丸ごと感覚で理解する。反面、系統立て/組織立てた理解は苦手な傾向がある。あいまいな表現、感覚的な表現への理解にも長ける。好奇心旺盛と言うより、関心事項が自然に広がり、境界線がはっきりせず知識に身を浸す。
各12の星座それぞれ「水星が入ってたら」を書いてみた。水星が位置してる星座と、その角度をチェックする。他の天体との角度が、例えば、
太陽と水星が重なる
土星と水星が90度の配置にある
天王星と水星が120度の角度をとる
火星と水星が180度(真逆)の位置にある
こういった天体と天体の配置をアスペクトと言う。
水星とアスペクトしている、相手の天体は何か?何の星座にあるか?
それを読み始めたら、西洋占星術はますます深まってくる。
小学生の頃に発動した水星の力は、初めに備わった月星座の性質と共に、ずっと自分の人生に影響を与え続ける。自分自身と向き合う時に、他者と接する時にも水星は働いている。せっかく備わった能力なら、フルに活用したい。