3区分)活動宮・不動宮・柔軟宮
ご存じの通り星占いには12個の星座が登場する。
西洋占星術にも重要な12の星座は、牡羊座から始まり魚座で終わる。
12の星座は2つに区分されるし、3つにも区分される。
4つにも区分される(以前、記事にした『4エレメント』のこと)。
12なので、2にも、3にも、4にも、区分されるが、それぞれに意味がある。
3区分)活動宮と・不動宮と・柔軟宮と
シンプルに12を3で割ると、4になる。なので、各4星座ね。
西洋占星術を学びはじめ、私が「面白い」と真っ先に感じた1つが3区分。
同時に「ややっこしい」とも感じた、「覚えるの大変そう」って。
4区分のエレメント(火・地・風・水)は、星占い好きゆえ馴染みがあった。
2区分の男性(宮)星座・女性(宮)星座も、けっこう早くには馴染めた。
この3区分の分け方、考え方には時間を要した。ピンとこないと言うか…
実際に鑑定を始め、総合的にホロスコープ全体を読むようになり、場数を踏んでから「あぁ、納得」と思えた。丸ごと読んだら、初めて理解ができたと思う。
『3区分は行動様式を示す』と言われる。
活動宮)牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
ホロスコープ360度の円を、12の星座を3つに区分け、各4星座ずつ
「活動」「不動」「柔軟」となる。
星座は宮(きゅう)とも称される。
初めに活動宮、基本的に『動く』『行動的』『判りやすく主張する』
ここに個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)があると、入ってる天体の性質が、より活発で、判りやすくなる傾向。本人の自覚もしやすい。誰からも「行動力あるなぁ」等と表現をされる人は、活動宮に何かしら天体を持ってるはず。
私自身は月星座が牡羊座(活動宮・男性星座・火)で、行動力はある。月以外にも、活動宮に天体が多く、自分で決めチャッチャと動きたい。レストランで「A定食にします」と入店3秒で決めてたりする。
思えば、これは子供時代からの気質、月星座ゆえ幼年期はストレートに出てた。
お行儀の良さを重んじる両親や祖母が「落ち着きない子やね」と睨むくらい、ガサツな面もあった。月星座;牡羊座の子供に落ち着きを求めないでほしかったわ…
ほど良く活動宮があると、趣味に、仕事に、家庭生活にと、活き活きと動ける。
活動宮が多すぎて強調されると、ちょっと暑苦しくウザい人になるかも。
不動宮)牡牛座・しし座・蠍座・水瓶座
続くのが不動宮。基本的に『守る』『安定さ』『じっくり座して待つ』
ここに個人天体(月・水星・金星・太陽・火星)があると、入ってる天体にもよるが風格、重みというか安定感がでる。誰からも「頼りになるわ」「居てくれたら安心するなぁ」と表現される人は、何かしら不動宮が強いはず。
不動宮が弱い(個人天体がない)のに重鎮みたいな雰囲気、って想像し難い。
もし、そんな人がいたら冥王星や土星が、何かしら特徴的なのだろう。
ただ、不動宮の強さが悪い風にでると「頑固」「絶対に人の話を聞いてくれない」なんて事になる。必要な時節に変化できないと困るので、バランスが大切。
『動かざること山の如し』という言葉が似合いそう。仕事や趣味でも、コレ!!と決めた事を続けてモノにするなら、不動宮に天体が欲しいなぁと私は思う。
柔軟宮)双子座・乙女座・射手座・魚座
最後は柔軟宮。基本的に『変化を恐れない』『臨機応変』『門戸が拾い』
活動宮、次が不動宮、ラスト柔軟宮。順は決まっている。
いきなり柔軟宮がトップを飾ることはない。
西洋占星術の世界では、こういった順番(例えば4区分、火→地→風→水のエレメントも、牡羊座に始まり魚座が12番目な流れも、)決まっている。
「何故この順番?」なんて聞いてはいけない、四の五の言わず覚えるべし!!
名の通りね、柔軟な対応をする人には、柔軟宮4星座に個人天体があったりする。
「〇〇じゃなきゃ嫌」「絶対に〇〇、それ以外は受け付けたくない」と、言わない。え?とりあえず試す?と受け入れ、それに合わせ変化できる。
しかし、天体が柔軟宮に集まり過ぎてると「決められへんわ」「えぇ~どっちが良いん、どうしょう」「どっちでもエエんちゃう」なんて優柔不断に流れる。
レストラン、カフェで注文に時間がかかる、選ぶのが苦手と言う友人知人。柔軟宮に個人天体が数個、入ってる。なぜ決めるの苦手か不思議だったが、柔軟宮で納得。
「なんで、そんな早ょ決まんの?」と呆れられる私は、食い意地がはってるので、特に食事を選ぶ時など、柔軟宮の太陽星座より、月星座が強く働くみたい。
趣味のサークル、仕事先、様々な人が集まったり、色んな部署と連携が必要だったり、各ヶ所への調整が必要なら、ぜひ柔軟宮に個人天体は欲しいな、と思う。
選べないし、減らしたり増やしたり出来ない。生まれ持った性質だから。
自分のホロスコープを知って、活動宮・不動宮・柔軟宮の配分を知る。
知った上で「私には◆◆な面(例えば、自己主張したがる、頑固、優柔不断、決断できる、粘り強い、対応が柔軟…)がある」と自覚する。
自覚した上で、自分の意識で調整できたら、生きやすくなると思う。