玉置神社へお詣りして交通事故に遭った話③

交通事故に遭ったのは数年前、初めてのお詣りの帰り道。
先日、数年ぶり2回目のお詣りに行ったので、併せて書いてます。
晴天が、鳥居を越えると大雨に…
初めて玉置神社の駐車場へ着いた時、想像より広くて驚いた。
よく晴れた日で、山の上から見下ろすと、川や民家が小さく見える。
無事に着いてホっ。早速、大きな鳥居のほうへ歩き、一礼。

駐車場に最も近い大きな鳥居を通り、いよいよ玉置神社の境内。
すぐに本殿や社務所は見えない。道を進むと徐々に足元が不安定になる。
※ヒールの靴、お勧めしません。
本殿へ着くまでに15分~20分ほど歩く。巨木に囲まれ歩いてたら、途中から空が暗く雲が集まり、あんなに晴れてたのに急な雨…ポツポツ…粒が降り始めた。
え?こんな急に???
小走りで進み、手水場(カッコいい龍の御口から流れる水)で、手を洗う頃には、大粒の雨がバシバシと地を叩き、ドシャ降り。周囲が見えないくらい降られていた。
通り雨?
あまりに暗くて時間感覚が狂う、周囲に誰もいない。

手水場、すぐ側には石段があり、そこを昇ると本殿がある。
この空間には私と母だけ…
雨宿りは数分?十分ほど?
雨が止むと霧が立ち、本殿の前にて
大粒の雨が去ると、手水場の横、鳥居を一礼してくぐり抜け、石階段を昇る。
昇りきると本殿が目の前にあった。
雨のせい?
駐車場には何台も車があったし、途中で他の参拝者もいたのに。
雨が小降りになる、
周囲には他の人達はおらず、母と2人だけ。
心静かに手を合わせる。

とても静かで、穏やかで、ひっそりと温かい時間だと感じた。
望み叶い、ここへ来られた事を喜びたい。
雨が去っても、空は薄暗く幻想的な雰囲気
他のお社や、玉石社(さらに険しい急な山道を登る小さなお社)へは行かず、美しい巨大な杉へご挨拶をして、御朱印を頂いた。
晴天の爽やかさはない。けど、雨上がりに樹々の、葉1枚1枚が輝き、あちらこちらから清涼な香りがする。再び来た細道を通り、駐車場へ戻る。

大きな鳥居を抜け、振り向いて一礼。
境内から出た途端、空は晴れ雲はなかった。
駐車場の地面も濡れてない。
大鳥居の内にいた時だけ、雨に降られた?
なんとも不思議な….浄めて貰った??
再び168号線を北へ、吉野を目指す
玉置神社を発つ時、なぜか「必ず再び来る」と強く決めてる自分に驚いた。
寺社仏閣は好きだけど、1つのお社を「絶対に」と強く想わない。
「なんとな~く」で行先を選び、行けないと「タイミングが合ってない、またの機会に」とあっさり思える。でも、玉置神社は「必ず」と強く願う自分がいた。
と言うても、私が関西在住でも「ここは簡単には来られないかな…」と思えた。
でも、きっと…
玉置山から国道168号線へ戻るには、あの急カーブだらけの細い道を再び通る。
運転は私がしていた。
初めての道の、下り坂(しかも、細いし険しい)で、対向車が来ても困らないように警戒しながら進む。運良く車とはすれ違わず、麓(フモト)へ降りる。これから参拝するであろう数台の車とすれ違った。
中腹の細くなった部分で、すれ違わなくて良かった~

往路で通った橋を、再び渡り、道を曲がって国道168号線へ乗る。
北を。宿泊予定してる吉野を目指す。
十津川村から吉野まで細い山間部の道。
慣れた地元ドライバーは余裕だろうが、初めての道は緊張する。
奈良県の十津川村と言えば、日本一長い【谷瀬の吊橋】も有名。今では人気スポットとして観光客が絶えない。その吊橋よりも玉置山は南に位置する。
ほぼ予定通りに玉置神社を後にし、
「2時間半で吉野へ着けば…」と考えていた。慣れた人ならば、2時間もかからない距離。旅人ならば迷子タイムを考慮し、余裕をもって計画してた。
順調、天気も良くて混雑もなく進めた。
免許を取って30年以上。常に乗ってないが田舎道は馴染みがある(逆に、都会の道路で片車線3本とか(;´Д`)車線変更が苦手や)。優良ドライバーで事故未経験。
安全運転。
知らない土地、他者(母)を乗せ運転なら、なおさら慎重に。
後から車が来たら、可能なら追い越してもらうように。道が狭いと仕方ないが、避けられる限り後続車を避けつつ、北へ向かう。
夕刻が近くなると通勤?車の量が少し増え、すれ違う対抗車にも、当たらないよう慎重に走る。
だから、
後からドカンっと音がし、衝撃に???
何が起きたか判らなかった。
④へ続く