玉置神社へお詣りして交通事故に遭った話④

田舎の人ゆえ車に慣れた母を誘い、初めての玉置神社へお詣りしたのは数年前。
無事にたどり着き、お詣りを終え、十津川村から吉野へ向かう。
その道中、人生初の交通事故に遭った。
(-_-;)えぇ??お詣りしたのに~っ
正直な感想は、これ👆👆に尽きるわ…
ひどくない?
玉置神社の境内に居た時、急な大雨に降られても、全くイヤな気がしなかった。むしろ清々しく、心地好さを感じていた。お詣りして良かったと思ってる。
なのに、交通事故に遭わす??
なんちゅー体験をさせるんですか!?
《いや、わしゃ、知らぬぞ》とか玉置神社の神様はおっしゃるか!?
母と私にしたら、ガーンとしか言えない。
国道168号線は、広くて走りやすい所もあるけど、その時、私が運転していたのは、山と川に沿ってクネクネと曲がった山の道。The山道!!細すぎ、後続車を避けられない、追い越してもらえない道の幅。
「後ろに大きめの車がいる」
「地元の人みたい」と気付いてた。
仕事の途中なら、それなりに急いでるはず。
「こんな他府県ナンバーが、速度を守り(法律違反ゃなくても)ノッタノッタと走ってたら、抜かしたいやろね」と母。可能ならそうしたい、私も同意。
しかし、この道じゃ「今はあかんね」と私。
広めな道に差し掛かるまで「我慢」と思う。
向いから普通車が来たので、すれ違いに備えてスピードを更に落とす。
その瞬間、
ガンッ
ガリッ
車が大きく揺れた!!
山道ゆえの速度、全員が無事
すれ違いに対向車とぶつかった?
いや、もう通り過ぎていった。
え?
後を振り向くと、後を走ってた大きな車が、私達の軽自動車にくっついて、
車の後部席ガラスが割れている。
人生初の交通事故。何が起きたか?即座には理解できず、母も私も「え?何やの、これ?ええ~?」としか言えず。驚きすぎると固まるって、ホンマらしい。
車間距離をとってなかった。
もう、これ👆👆しか原因がない。
スピード守り慎重に走る私達に、
(;´Д`)ぶつかったんやね…
奈良県ナンバーの相手は、やはり仕事中の人
これから会社へ戻る途中だと言う。
慣れた山道を、他府県ナンバーが走ってる。追い越し機会を待ってたと推察(田舎の道あるある)。で、やっちゃったんですね…
こちらの後部席はグチャグチャ
特に何も乗せてない荷物も人間も、無事だ。
車の破壊のみで済んだのは、山道ゆえに元から超高速では飛ばさない、から。

平で、まっすぐな走り心地良い道なら、スピード出した状態で後から追突され、もしも(仮定)全速力で当られてたら?人間の体は無事じゃない。今頃、こんな風に回想できなかった。
山道で良かった~、
今回の私達はだが、168号線で助かった~
夕暮れ、雨の中、初めての山の中に足止め
のん気に「山道で助かった」と言えたのも、数分だけ。
そこからが大変だった。
私達は、交通事故初心者!!
何から手をつけたら良いか??困った…
「え?え?えぇ?」としか言わない他府県ナンバー2人を前に、我に返り、テキパキと対応し始める相手ドライバーさん。先ず、警察へ連絡をする(←ここ大切)。
十津川村からではなく、事故処理の警察は五條市内から来るという。
一体、何分かかるん?!
細い山道で交通事故。他の車には邪魔なこと…
後部席まで、めちゃくちゃ壊れた私達の車も、試すと少し動く
ゆっくり数メートル先の開けた所へ移動。
五條市内 ⇔ 十津川村。一時間以上かかる(予測)。その間、相手ドライバーは自社へ報告電話。私達は車の保険会社へ電話連絡、と慌ただしく過ごす。
正に、自動車保険は入っておくべし!!
今回の場合、私達には100%過失なし。
それでも、保険会社とのやり取りは(交通事故初心者には)複雑で、面倒臭いこと
事故に遭った車を、現場から修理先へ移動させる「レッカー車の手配をします」と言われたが、
「そこからですと和歌山県の業者が最も近いですね」と言われる。
今夜、私達は布団で寝られるか?野宿か?
運転していた車の、保険名義人は母だった。
電話の対応は私がしたけど、どうやら知人に頼まれ高額プランに加入してたそう。
それが、後にとても役立つ。
保険会社と契約(登録)した業者の中で、最も近所を選ぶと、事故現場が、奈良県の南部:十津川村だと、隣の和歌山県になるそう。これは交通事故の処理を知らない私と母には、かなりの戸惑いだった。
「目的の北部やなく和歌山?逆行する?」
「五條市とか奈良市内に近いレッカーは?」
困惑したが、それでも、ここは十津川村…。相手ドライバー、私達の困惑に同情した様子。あれこれ一緒に案を考えてくれる。
結局、保険会社のオススメに従い、レッカー業者が来るまで事故現場で待つ。
70分以上かかる、と指示を受ける。
警察とレッカー業者とを待たねば。
その間に、どんどん日が暮れていく。
おまけに、雨も降り始めた。
薄暗い山の中、街灯などある訳ない。
夜が迫ってる、山の稜線くっきり際立ち、影が濃く
恐いくらいの迫力。
夜の山って、ただ理屈ぬきで怖い。
不安な私達へ保険会社の窓口は、さらに衝撃な事を言う、
レッカー業者も、警察も、事故の被害者を同乗させないと思います。自力で、車を手配して移動して下さい。
えぇ?
( ゚Д゚)もうね、頭が真っ白になったわ。
一瞬「この電話の相手、なに言うてるん?」と思ったさ。つまり、初めての土地で、険しい山の中、日が暮れ、どんどん雨も強くなってるのに、放置されるん??
自力で移動手段を確保しろ、って??
日頃、けっこう慎重に〔リスク回避〕を考えながら旅、移動の計画を立てるタイプ、母も私も、見知らぬ土地に放置されピンチ!なんて経験がない。
十津川村と言えば広いことで有名。
最寄りの民家まで何キロ?
どうやって移動すればいい??
歩けるんか???
もし、民家があって、突如ピンポーン押して「助けて下さい」と言えるか…
それに、どうやって移動する?タクシー?
十津川村にタクシーなんて、あるの?
田舎の人間ゆえに判る、車は『1人1台』所有が当然。この地域も同様だろう、タクシー会社は発展しない。どこの田舎も、駅前に【タクシー呼んぶならココ】的な看板はある。けど、呼べば=常にタクシーが来るなんて、ないから!!
最寄りの駅、ないし。
さぁ、どうやって山から移動する??
予約した吉野の宿へも電話を入れると、電話口でも困惑される。位置を伝え何時に着けるか予測すら出来ないと伝える。「お待ちしてます」との事。
玉置神社へお詣りして、帰りに交通事故で野宿?
ありえへんわ!!!
⑤へ続く