水星星座を感じながら働く①
口八丁手八丁くちはっちょうてはっちょう
介護士としての業務内容は、勤務先の施設が『どんな形態か』によって違う。
仕事のこと、知人らに「寝たきりの人を抱えるんやろ?大変やん」「動かへんお年寄りを持ち上げるん?腰が痛くならへんの?」と、心配されたりする。
一般イメージって「抱えるんやろ?」が強いみたい。
返答に困る、「抱えるかぁ…1日に何回やろ??」と、頭の中で数える。
お風呂当番、夜勤日は『抱える』動作が増える。けど、勤務先のグループホームで1日に5回?いや、10回も抱えない(ザザっとした計算)と思う。
知人は、この回答だと混乱するだろう。よほど高齢者向け施設について知りたい人以外には「まぁ、そや」等と、モゴモゴ歯切れ悪い返事をする。
寝たきり、自分で動けない高齢者だらけ。それらの人達を抱えて回るイメージって。
たぶん、介護老人保健施設(老健;ろうけん)とか、特別養護老人ホーム(特養;とくよう)とか。そのイメージかな、と察する。
グループホーム(正式名じゃないょ、あだ名はグルホ)で、一緒に働く人の中には、老健や特養の経験者もいる。少し一緒に勤務したら「あ!」っと判るくらい、動き方やスピード感が違う。手八丁、The 猛者 って感じの動き。
行動も手作業も、すごく早く、同時進行で動け、10先の事を読んでたりする。
グルホで求められるのは口八丁の部分が大きい。
口八丁を、会話力と解釈してみる。
言葉ケチは嫌いや(利用者さん・談)
グルホに入居する方は全員が認知症。
認知症といっても症状や言動は色々すぎ、勉強した知識などブっ飛ぶ。
学校や講習を経ても、勤務スタートしたら知識だけじゃ歯が立たない。
ちゃんと目の前にいる人(利用者さん)と向合い、その人を知る。
「意外にも色んな事を教えて下さる」と、新人の頃に驚いた。
症状にも段階(みたいな)があり、軽い症状の時なら、利用者さんは会話でコミュニケーションが取れる。例外で、脳の『言葉を司る部分』に症状が出る人もいて、そうなると会話では難しくるが、表情や仕草、ちょっとした体の動きに意思がある。
言葉だけじゃない、その人の姿を見て、想いを汲み取るように努める。
「もう会話できないの?じゃ、話しかけても無駄ね」なんて事は、絶対にない。
うるさくない程度に、相手の様子を見て会話をする。
身振り手振り、顔の筋肉もフル活用して表情でも、コミュニケーションする。
「会話はご馳走やで」
「お喋りがしたいんや、私も人間やで」
仕事を始めた頃、利用者さんに言われたセリフ。
コミュニケーション、言葉と笑顔をケチってはいけない。
水星星座をつかう~、って意識する
自分のホロスコープを読み「けっこう偏ってる」「好き嫌い激しい」と自覚。
ま、キッパリ好き嫌いに正直な牡羊座に、感情を示す月が位置するので「そりゃ、そうやな」と妙に納得。おまけに、私の月はアスペクト(角度)等の状態が宜しくない。
でも、水星星座のほうは、かなり異なる。
水星は水瓶座にある。しかも、かなり角度も配置も良い。
「言葉に苦労しないタイプ」と占星術の先生から太鼓判をもらった。
せっかく状態が良い水星がいるなら、使わにゃ損損。
という訳で、仕事中でも「ワタシの水星、ほれほれ~」「水星、励め~」っと念じながら(もちろん心の中で!)働いてる。牡羊座の月なので素直に、シンプルな考え方をして「わたしの水星エエんや、らっきー☆彡ほな意識しょ」と思う。
西洋占星術は、天体10個の散らばり具合/星座の度数や角度(アスペクト)を読む。
個人天体;月・水星・金星・太陽・火星、
社会天体;木星・土星
世代天体;天王星・海王星・冥王星
私という一人の内で、意識しやすく使いやすい水星もあれば、上手く意識できない太陽や金星、過剰すぎちゃう?と言いくなる火星などが、混在してる。
そうゆうの、人によって異なる。金星ピカピカ「人生楽し~い」人もいれば、金銀財宝ザックザク「木星サンキュー」な人も、土星どっしり「厳しい人生やんかっ」と感じる人も、様々にいる。私の場合は水星かですね、意識しやすいの。
水星は『学習』『知性』『コミュニケーション』『言葉』を司る。
学生時代にお勉強はできなかった。でも、仕事では活用する。
働いてる最中に稼働させ、介護中にも役立っている。